お知らせ

子どものむし歯予防について

2023.6.13

目次

上尾の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 上尾診療所」歯科衛生士の三宅、遠藤です。

検診の際にご家族の方から、お子様のむし歯の予防方法についてご質問をい ただく機会があります。 今回はむし歯の好発部位、予防方法をご紹介します。

 

子どものむし歯の好発部位

子どもは大人と比較して歯が柔らかい為、むし歯になりやすいという特徴が あります。また、生えたばかりの乳歯や永久歯はむし歯の進行が早く、歯が 薄いのでむし歯が神経まで到達するのが早いと言われています。そのため、 早期発見や予防が大切になります。

1~2歳頃になると哺乳瓶やストローマグ等を自分で持って飲むことができる ようになる為、だらだら飲みになってしまいがちです。また、哺乳瓶にス ポーツ飲料やジュース、乳酸菌飲料を入れることは、むし歯予防のためにも 注意を要します。 これらの飲料を飲みながら寝てしまう癖がつくと、上の前歯に哺乳瓶う蝕 (ボトルカリエス)が発生します。

 

セルフケアのポイント

新生児期・乳児期

・授乳以外にも水分を補給し、授乳後はガーゼで拭う

・口の中を触られることに慣れさせる

・離乳後、歯ブラシは最初は1日1回で良い

・奥歯が生えてきたら就寝前の歯磨きを習慣化することが必要

・食事内容が甘味に偏らないようにする

・大人による歯磨きが不可欠 幼児期 ・幼児期前期は大人が主体で行う

・2歳児後半には「ブクブクうがい」の練習を開始する

・幼児期後期は幼児自身による歯磨きができように大人の援助、仕上げ磨き が重要となる ・ホームケアとしてフッ素入りの歯磨き粉を使う

学童期

・大人の歯と子どもの歯が混在して生えているため、仕上げ磨きが必要となる

・大人の歯が生え揃った後は、特に歯周病予防が重要になってくる

 

<フッ素について>

・歯磨き粉 使用法

①年齢に応じた量の歯磨き粉を歯ブラシにつける

②磨く前に歯磨き粉を歯全体につける

③2~3分間、歯磨き粉による泡立ちを保つ動きをする

④歯磨き粉を吐き出す

⑤10~15mlの水を口に含む

⑥5秒間程度軽くブクブクうがいをする

⑦うがいは1回のみとする

⑧その後1~2時間程度は飲食をしないことが望ましい

 

・フッ素歯面塗布

歯科医師と歯科衛生士(専門家)だけができるフッ化物局所応用法です。 普段ご家庭で使用されているフッ素よりも濃度が高く(9,000ppm)、だい たい年に2~4回フッ素歯面塗布を行うと効果的です。 特に乳歯や生えたての永久歯に効果が高いと言われています。

最後に

むし歯は早期発見・予防が大切になります。 その為、ご家庭でのセルフケアだけではなく、3ヶ月に1度の検診をおススメ します。 お子様のお口の中で不安なことや気になることがあれば、当院にお気軽にご相談ください。

上尾の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 上尾診療所  」