お知らせ

妊娠期の歯科治療・検診について

2022.5.31

目次

こんにちは。

上尾の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 上尾診療所」の歯科衛生士 澤田、黒木です。

今回は、妊娠期の歯科治療・検診についてお話したいと思います。

 

妊娠期の口腔内の特徴やトラブル

妊娠中の口腔内は以下のような特徴やトラブルが発生します。

・歯肉に腫れや出血がある

・歯や歯肉に痛みがある

・唾液がねばねばする

・気分が悪く歯磨きが出来ない時がある

・食事の回数が増え、歯垢が溜まりやすくなる

妊娠期の口腔内はホルモンバランスの変化により、唾液の分泌量に変動が起こりやすかったり、女性ホルモンの増加により歯周病の原因菌が増殖しやすくなります。

 

また、悪阻により食嗜好の変化や食事の回数の変化、歯磨きの困難などによって、口腔清掃が不十分となり、歯周病や虫歯になりやすく、重症化しやすいのです。

 

主な疾患として、

・妊娠性歯肉炎(妊娠中のホルモンバランスの変化によって生じる歯肉炎)

・妊娠性エプーリス(口腔内の粘膜に部分的にできる良性のしこりのようなもの)

・慢性辺縁性歯周炎(歯周病)

・口内炎

などの粘膜疾患が多くみられます。

これらは出産後に症状が軽減、消失することが多いです。

対策

妊娠中はいつも以上に気をつけて口腔内のケアを行うことが大切です。

 

・食事回数の増加→食後の歯磨きをこまめに行う。

・悪阻がある時→できるだけ気分がいい時に歯磨きを行い、磨けない時はうがいをする。

(小さめのヘッドの歯ブラシを使うと良い。)

・食嗜好の変化→糖分の多い食品、酸性食品をだらだら食べすることは控える。

 

妊娠期の歯科治療・検診

妊娠期は歯周病や虫歯になりやすく、さらにこれらの初期症状は自覚しづらいです。

 

したがって、悪阻が落ち着く4〜5ヶ月頃に歯科検診を受け、比較的体調が安定している間に必要な治療をすることをおすすめします。

 

また、治療を受ける際には母子手帳を提示し、産婦人科医から注意されていることがあれば、必ず歯科医師かスタッフに伝えるようにしましょう。

 

できるだけ楽な姿勢で治療を受け、体調や気分が悪くなったら遠慮なく教えてください。

歯科治療に際しての心配事

・歯科治療時の麻酔の使用

通常の歯科治療に用いられる麻酔は局所麻酔で、使用量もわずかで、局所で分解されるため、胎児には影響ありません。

痛みを我慢しての治療は、母体にも胎児にもストレスになるため、安定期には適切に使用した方がよいかと思われます。

 

・エックス線撮影(レントゲン)の影響

歯科治療で通常用いられるエックス線の放射線量はごくわずかで、照射部位も子宮から離れているので、お腹の赤ちゃんにはほとんど影響はありません。

防護用エプロンを着用するとさらに安心です。

 

・薬物の服用

妊娠初期はできれば薬物の服用を避けたいものですが、中期以降の歯科治療で処方される薬剤は、妊娠中でも安全に使用できる薬剤が選ばれていると思います。

不安や心配がある場合は、歯科医師や薬剤師に質問するか、産婦人科の主治医に相談しましょう。

まとめ

妊娠期は身体面だけではなく、社会的、心理的にも変化があり、不安定になりやすいです。

安心して歯科治療・検診を受けていただきたいので、妊娠期の歯科治療について不安なことがありましたら、当院にお気軽にご相談ください。

「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 上尾診療所」