お知らせ

歯ブラシの種類

2021.6.15

目次

こんにちは。

「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 上尾診療所」の歯科衛生士 山田、中村です。

日中は汗ばむほどの陽気となり、夏が近いことを実感する季節になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回は歯ブラシの種類と選び方についてお話ししたいと思います。沢山、種類のある歯ブラシの中からどの歯ブラシが自分に合っているのだろうか?
と選ぶ時に一度は悩んだ事があると思います。
自分に合った歯ブラシを使うことは、歯の健康を守る為に重要です。少しでも参考にしていただけたら幸いです。

毛の硬さ
毛の硬さには、「かため」「ふつう」「やわらかめ」があります。

かため
「かため」の歯ブラシはしっかりとした磨き心地で、歯垢を落とす効果が高いのが特徴です。ただし、ゴシゴシ力を入れて磨くと歯や歯茎を傷めるリスクがあるので硬すぎる毛はおすすめしません。

ふつう
「ふつう」の硬さの歯ブラシは誰でも使いやすい一般的なタイプです。効率よく歯垢を除去できます。歯や歯茎の状態が健康な方は、「ふつう」の歯ブラシを選ぶのがおすすめです。

やわらかめ
「やわらかめ」の歯ブラシは歯や歯茎を傷つけにくく、細かいところまで毛先が届きやすいのが特徴です。刺激が少なく優しく磨けるので、歯茎に炎症がある方、歯茎が過敏な方に向いています。ただし、歯垢を落とす効果が低いため、丁寧に磨くように注意しましょう。

ブラシヘッドの大きさ
歯並びやお口の大きさに合わせたサイズを選びます。小さいヘッドは奥歯や隅々までしっかり磨くことができます。
大きいヘッドは前歯など歯の面積が大きい歯は磨きやすいです。
しかし、あまり大きいと奥歯や細かい部分は磨きにくいため汚れが残らないように気を付けましょう。

ブラシの毛先の形状
毛先のタイプは形と太さを選べます。

山型 
歯と歯の間の汚れが取れる。歯周ポケットも磨きやすい。

平ら
歯の表面に均等に歯ブラシが当たる。バランスよく歯垢が落とせる。どなたでも使いやすい

太い毛 
硬くなった歯垢を落としやすい。

細い毛
歯間や歯周ポケットを磨きやすい。

様々なタイプがありますが、磨きやすいものを選びましょう。

歯ブラシは消耗品です。衛生面も考慮して1ヶ月に1度は新しい歯ブラシに交換しましょう。
また、1ヶ月が経たない場合でも、歯ブラシの毛先が開いていたら交換のサインです。開いたブラシでは汚れが十分に落とすことができず、歯磨きの効率も悪くなります。

当院では歯医者のメーカー「GC」から販売されている「ルシェロ」を取り扱っています。
ルシェロ歯ブラシは虫歯予防から歯周病予防までバリエーションが幅広く、患者様のお口の状態に合わせた歯ブラシを選択することができます。また、ルシェロ歯ブラシは日本人のお口のカーブに合わせて作られているため、角度をつけて当てなくてはならない奥歯も歯ブラシを当てるだけで簡単に歯面にフィットします。

~健康な歯肉の方向け

歯肉が健康な方から歯肉炎に移行しいている方までに使用いただけ、日常的なカリエス・歯周病の予防に適しています。
刷掃効果の高いラウンド毛を段差植毛してあります。

~歯肉炎・歯周炎の方向け~

極細のテーパー毛が歯肉にやさしい独自のハイブリット段差植毛を採用しています。歯周病の予防・メインテナンスに適した硬さが普通のタイプと、歯肉の痛みが強い方に適した柔らかめのタイプがあります。

~10代・女性の方向け~

萌出途中の永久歯があり磨きにくい10代の方、成人男性に比べて顎や手が小さい成人女性の方のカリエス予防に最適なベーシックタイプです。

~インプラントケア用~

インプラント周囲炎の予防やインプラントを長期的に維持するためのメインテナンス•ケア専用の歯ブラシです。

~重度歯周病の方~

ブラッシングが難しい外科処置後の方や重度の歯周疾患の方、痛みが強く急性症状のある方に適している歯ブラシです。

日々のセルフケアのお供に重要な歯ブラシのご紹介をしましたが、健康な歯を保つためには定期検診も大切となります。
定期検診や治療などでご来院された際に歯ブラシのことで分からないことがあれば、お気軽にご相談ください。

「医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 上尾診療所」