お知らせ
ブラッシング圧について
2023.8.22
上尾の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 上尾診療所」歯科衛生士の小原、徳永です。
みなさん、歯がしみることや、歯ぐきが下がっていると感じたことはありませんか?
もしかすると、原因は歯みがきの仕方、特にブラッシング圧のせいかもしれません。ブラッシング圧とは、歯ブラシを当てた時に歯に当たる圧力のことです。ブラッシング圧で歯ぐきが下がってきてしまうことはご存知ですか?
歯ブラシの力が強ければ汚れが落ちるわけではありません。今回はブラッシング圧から起こる症状など紹介していきます。
ブラッシング圧から起こる症状
ブラッシング圧が強いと、
- 歯や歯ぐきに悪影響を及ぼす
- 歯垢や汚れを効果的に落とせない
などの不具合が生じる可能性があります。
ときには、うっかり歯ぐきを強くこすって傷つけることはあるかと思います。しかし、習慣的にこれを繰り返すと歯面がすり減り、歯や歯ぐきを傷つけてしまい、それによって知覚過敏などを引き起こしてしまいます。
また、過度な力を入れて磨いてしまうと歯ブラシの毛先が開いてしまうことで毛先が歯面にきちんと当たらず、かえって歯垢を効果的に落とせなくなる場合もあります。
ブラッシング圧について
◯適正なブラッシング圧
・適正なブラッシング圧は、150g~200gです。
これは、歯ブラシの毛先を爪に当てた時に、爪の色が少し白くなる程度の力です。
歯に付着する細菌の塊「プラーク」は、適正な力で磨けば、力を入れすぎなくても取り除くことができます。歯間になにか詰まった感覚があれば、強く歯ブラシを使って掻き出すのではなく歯間ブラシやデンタルフロスを使用してください。
◯歯ブラシの持ち方
歯ブラシの持ち方は、グー握り(パームグリップ)で握ってしまうと力が入り過ぎてしまうので、鉛筆を持つ様に(ペングリップ)持ちましょう。
そうすると余計な力が入りにくくなります。 そして、鏡を見ながら歯磨きをしてみましょう。しっかりと歯に歯ブラシの毛先が当たっているのか、歯ブラシの毛先が開かない程度の力で磨けているのかなど、鏡で確認しながら歯磨きをする事をおすすめします。
最後に
歯ぐきが下がったように感じる方や、歯がしみる事がある方や歯ブラシの毛先が開きやすい方などは、普段の歯磨きを見直す必要があるかもしれません。分からないことがあれば当院スタッフにお気軽にご相談ください。歯磨きの仕方や歯ブラシ選びのコツなどアドバイスさせて頂きます。